from clothesについて

着ない服を着る人へ。
着なくなった服を手放せないのは、思い出の詰まった服だから・・・

その思い出のエピソードをお聞きすると、

「初めてできた彼とデートした時に着て行った服」

「合コンに行く時は、必ずこの服!」

「勝負にプレゼンには、絶対この服」

「プロポーズされた時に着ていた服」

「学校の授業で着ていた服」

などなど。

そんな思い出のある服を手放すことってできますか?

でも、そろそろそんな思い出のある服でも
手放さなきゃならない時期にもきています。

でも捨ててしまうには、抵抗がある・・・

それでは、私たちが
その思い出のエピソートごと引き受けることにしました。

断捨離はいらないものを捨てることですが
できれば捨てたくないんです。
着ない人の服でも、着たい人がいれば
それはゴミにならない。

まさに服の循環です。

前の持ち主から聞いた服にまつわる話をすると
若者たちは

「素敵〜」

「そんな物語がある服なんですね!」

「おばあちゃんの服、好き〜」

と2世代、3世代と世代を超えた若者たちが
服の古いデザインを「かわいい」「新しい」「レトロ」と呼び
そしてその服にまつわるエピソードに共感してくれたのです。

エピソードに共感し、服を購入する。

これは、これからの時代に合った
新しいビジネスモデルとなるのではないでしょうか?

今、日本にはこのように手放せなくてタンスやクローゼットが
服でいっぱいになっているお宅がまだまだあります。

このタンスやクローゼットに入っている服は現在では、
もう作ることもできないような素晴らしい服が眠っている可能性が高いのです。

華やかだったバブル時代や仕立て服しかなかった時代の服は
今から考えると、価値があるものが多いからです。

例えば、服の素材の産地やクォリティ。
ハンドメイドで作っているものもあります。

さらに生地を織るための特殊な織機なども。

まぁ、それより何より、
この時代の服を着た若者がとてもかわいいのです!
ということで、
思い切って対象を「大学生」にしました。

日本中のタンスに眠っている衣服を循環する新しいブランド
【from clothes(フロムクローズ)】を作り

現役の大学生たちにそれを伝え、そして共感をいただき
「着ない服を着たい人へ」とつなげる活動が始まりました!

しかし、その共感がもしかすると一部のものかもしれません。
そうなると、このブランドは難しくなります。

それで、学生たちに集めた着ない服を見てもらって
どういう反応を示すのかのテストパターンとしての
何度も何度もPOP UP SHOPを開催しています。

POP UO SHOPをするのは
実際にその服を手にとって、
ストーリーを聞いてもらって
そして共感してもらったら試着していただき
気に入っていただいたら買っていただきたいから!

POP UP SHOPでは
来店いただいた方同士が、実は以前会っていたり
その場でお友達になったりして
とても和やかで楽しい雰囲気でいっぱいです。

ひとりが試着を始めると
また、ひとり、また、ひとりと続きます。

そして、試着室からでてきたら
「かわいい〜」
「似合ってる〜」
そんな声を掛けられたら、その気になってしまう!
そしてこの声に学生は自己肯定感が上がるのです!!

これは大事!

服はただ外見を変えるだけでなく
内面も変えてくれます。

自信を持つこと・・・

どんなセミナーを受けるよりも
似合う服を着るだけでいいんです。
簡単であり、その時の持った自信はずっと続くんです。

服の素晴らしい効果です。

from clothesは
ただ服を売るブランドではありません。

着なくなった服でも
世代を超えても着てもらえるほど
状態がいいものだけをセレクトしてます。

さらに、ご購入いただい服を
大切にしてもらえるよう
着る時のコーディネートのポイントだったり
色使いや小物遣いのアドバイスもしています。

服は新しい持ち主に着てもらうことで
新しい「命」を与えられると私は信じています。

服は人が着て、初めて「服」になるんです。
着てくれる人のいる服は幸せです。
クローゼットやタンスに入ったままでは可哀想。

だから、from clothesは
新しい持ち主探しの活動でもあるように思います。

価格はとってもシンプル。
3,000円、5,000円、7,000円、10,000円と
大学生がお小遣いで、バイト代で
買える価格になったのではないかと思っています。

日本中のクローゼットやタンスの中には
数多くの服が眠っています。
ある人にとっては着なくなった服ですが
その服を着たい!と願う人の元へ循環できたら、
必要以上に服を生み出すことをしなくていいように感じるのです。

新しい服を生み出すことを否定しているのではありません。
私自身、日々お客様のために新しい服を作り続けていますから。

しかし、需要と供給のバランス以上に生み出すことは
やめていく時代になってきているのは明らかです。

そして、服を手放す時は
捨てるのではなく循環させる!
ゴミにするのではなく、新しい商品に変えていく。

変えるアイディアや努力をすることが大切だと感じます。

私だけでなく
日本中のクローゼットやタンスに眠るお洋服の
整理ができるアドバイザーの養成をすることで
一緒にこの活動をする仲間を
増やしていきたいと願っています。

そして、さまざまな地域で
実際の服を手に取って、
その服の思い出ストーリーに耳を傾け共感していただき
購入いただけるような仕組みを作り
POP UP SHOPをしていきたいと思っています。

『POP UP SHOP 全国都道府県での制覇!』

これが、今のfrom clothesのメンバーの目標です!!